飛べ

わーわー言うとります。

ええやん

恥ずかしながらブログに戻ってきました。いやはや。

何かアウトプットをしていないと(ネット上にアカウントとして存在を置かせていただいている意義としての)自分は死ぬ、というかとっくに死んでいる。と思ったからだ。だからといって今更付け焼き刃でブログで急にわーわー言うたとて(それも今の動画だ配信だって時代にブログて)、だけど。

 

とにかく人間って何かをやり続けてる時はちゃんと、ちょっとずつでも成長していくものだと思うけど、何かをしなくなったら(自分はいつまでもいつからでもその気になればまたやれる気ではあるものの、)実際のところ自分が持っていた成長は物凄い勢いで失われていく、と感じている。

つまり、自分の中では、その気になればブログくらいの文章はその気になればいつからでもいくらでも打てる気ではいるけど、多分今の自分にそれくらいのポテンシャルは残ってない。ないならまた作るしか無い。そんな事を最近になって思ったからだ。

とりあえずそんな感じです。要は「なんかまたやりたくなった」だけ。言い訳終わり。

 

配信ライブ「ダイアン対かまいたち 見届け人は千鳥さん」が面白かった。

なんか本当に、良くも悪くも、平日にNGKの夜公演でやってそうなライブだったと思う。なかなか揃わないような3組が揃っていて、いかにもこの日だけの何かが起きそうなタイトルだけど中身はホントに何の変哲もないゲームライブで(吉本あるある)、でもその中でみんながなんとかしようとドタバタして、その日だけのノリができたりして、テレビじゃ観られないようなハイライトの1つや2つも観られたら「今日はなんかいいものが観れたな…」と思って帰れるような、ほんっとに良くも悪くも普通のライブ。この1年くらい、配信ライブは色んなタイプのものをそれなりに観てきたけど、なんか本当に「久しぶりに普通のライブを観たな…」って思えたというか、そういえば自分も前は会社を定時でダッシュしてNGKとかに行って、こんなライブを観て別に特別な収穫なんて何もなくても「今日もなんか楽しかったな」と思って帰るような、そんな生活をしてたんだな、みたいな気分になった、という意味で、だいぶ特殊な配信ライブだったと思う。

 

企画の内容が古いし面白くもない、段取りが悪い、「Don't forget Osaka」の意味がわからない、今この3組を集めて何千人に有料配信で見せる内容がこれなのか、etc.、ネットで色々言われているのには個人的には異論もないけど、でもライブってこれくらいがなんだかんだで楽しくないですか、って思った。少なくとも自分は逆張りとかじゃなくてホントに普通に楽しんで観られたので、思ったよりも評判が悪くてビックリした。

わかんないけど、もし今がコロナ以降の社会情勢の変化を経ていない、2019年頃の社会からそのまんまの延長で2021年に来ているとして、このライブをNGKで、配信なしの客席で(そこそこの倍率の抽選を当てられて)観られていたら、多分普通にメチャクチャ盛り上がっていたと思う。少なくとも「金返せ」みたいな感じにはならなかったと思う。…たしかに自分はそう思うんだけど、でも今は「コロナ以降の社会情勢の変化を経ていない、2019年頃の社会からそのまんまの延長で2021年」では無いし、そこそこの倍率の抽選を勝ち抜けた数百人の客としてナマで観ているわけではないし、そういうところの変数の違いで同じ内容のイベントでもどう見えるか、どう観られるかというのは変わってくるし、どういう感想が最大数になるかも変わってくる、というのはあるんだと思う。

つまりそれは、配信ライブ時代になって、今までなら物理的に数百人くらいが観られる限度だったライブでも数千人、時には数万人が視聴できる時代にはなったけど、その数千人や数万人がいずれ社会情勢がもとに戻ったとしても「コンスタントに劇場に足を運ぶお客さん」にはならないのだろうな、というのもすごく感じる。

やっぱり配信ライブは(劇場のキャパと同じくらいの枚数が売れたらそれでいいようなタイプのものはともかくとして、数千枚くらい売りたいタイプの配信ライブは、)配信ライブに特化した内容(劇場のライブそのままというよりは、ちょっとテレビ的な方やDVDなどの映像ソフト化に軸が入ってる感じ)じゃないと大方の視聴者層からの満足感は高くならないんだろうし、劇場のライブはナマだろうと配信越しだろうと、どんな媒体で観るとしても、そこの空気感が共有される最大数というのはそんなに大きくない数が限度になるのかもしれない、と思った。

 

あと、8年くらい前に、東京のルミネで「スーパー千鳥パーティ」が久しぶりにあると聞いて、居ても立ってもいられなくなって関西からムリヤリ観に行った時のことを思い出した。前日にノブさんが入院されたため急遽シンプルなトークライブに変更になり、それでもまあ、と思っていたけど、なぜか地獄というか悪夢のようなライブだったのを覚えている。あまりにどうにもならない内容すぎて、終演後に自分はこんなのを観に来るために東京に来て、そして今から深夜バスで帰るのか…と思うと本当に嫌すぎてロビーで凹んでいたら、同じような感じで関西からバスで来てた人たちと、関東に来るたびにお世話になってる人たちも同じような感じで帰れなくなっていて、とりあえずみんなで近くのお店に行くことになって「なんでこんな事になってしまったのか…」と淡々と話し合った夜があったような気がする。

別にそれ自体はいい夜じゃなかったかもしれないけど、今までたくさんライブを観てきてもう全然記憶に残せていないライブもたくさんあるけど、あの日のライブとあの終演後のロビーの雰囲気は一生忘れられないと思う。そして(あの時とは全然比べられるような悪い内容じゃなかったけど)今回のライブも結構長い間、好きな人達の中で「あの時の配信ライブはひどかったよね~」って話題でしばらくネタにして遊べることになるだろうし、割とずっと記憶の上の方に残ることになるライブだったと思う。じゃあいいんじゃないでしょうか。僕の中では割と普通にそんな感じでした。